地味な君のお隣を ▽短編






キーンコーンカーンコーン



リレーとか。
マジリレーだけはねえわ。


落ち込んで机に突っ伏していると、


「落ち込んでるの?」


「ああ。お前のおかげでな。」


「えへへ」


屈託の無い笑みを俺に向ける。


「えへへ。じゃねえよ。褒めてねえからな?」


「榛名ってチキン?」


カチン

「お前いきなり喧嘩吹っかけてきてんのかそれ」


軽く眉間にシワを寄せる(前髪で見えない)。


「そぉかもね〜。って違うよ。そんなにあの日のこと引きずってるの?」


「引きずってる訳じゃねえよ。生田みたいな女子に庇われたのが恥ずかしくて、今でも身震いすんだよ」

「え、じゃああたしが悪いってこと?」


「い、いや!そうじゃねえよ。俺の弱さがカッコ悪かったなーって。」


「ふふ。そっか。じゃあさ!今度の体育祭でカッコイイとこ見せてよ。」


目を輝かせて言う生田に少し引きながらも、

「なんか企んでんのか?まあ、あの時みてえなことはしねえけどさ」


ふっ、と笑ってみせた。