また、明日



零谷がお菓子と飲み物を持ってきてくれたので、2人で机に向かい合って食べていると零谷が思いついたように

「今日は何をするの?」
っと疑問を問いかけた。
「おう!今日はな………父さんの仕事をこっそり見に行くんだ!!」
「…え………父さんの?」
言った言葉に驚いたのか…キョトンとしている。

「ああ、お前も気になるだろ?父さんの仕事が………いつも『付いてくるな……家で待ってろ』って何も話してくれねーから内緒で見に行くことにした」
「えっ……でも…見つかったら……」
「大丈夫だって、そのために見られないように行くし、『術』だって使えばなんともない」
「うん…わかった」

説得は出来たようだ……なぜこんな話をしているかと言うと、俺たちは2人で周に1回夜になったら外に出るという日課がある。もちろん誰も俺たちが外に出ているなんて知らない。
珍しい生き物を見に行ったり、人間を見に行ったりと、いろいろしている。
それを決めるのも俺たちだ。


一通り今日の夜のことを話てから

「じゃあ、俺夜こっちに来るわ」
「うん、わかった。気をつけてよ」
「わかっとるって、大丈夫だ」