信じられない…
信じられない。
信じられない!

俺は階段を駆け下りて
椿のお母さんに

「椿だよ!椿!」
と、横を指差して伝えた。

だけど椿のお母さんは見えない。の一点張り。むしろ俺は怒られた。

いくら水希君でも、いくら元気付けてくれようとしてても、こればかりは嘘つくのはやめて…


あぁ、そうか。
椿は俺にしか見えないのか。