あの日




そう思いながら、俺はまた重いまぶたを閉じた。




「次、移動教室だよ?君行かないの?」




ふわふわした高い声に、俺の眠りは遮られた。


コイツ、俺に話しかけてんのか?

いくら2年にあがってクラスが変わったからって、俺の存在を知らない奴はこの学校にいないはずた。

いったいどこのどいつだ?



そう思い、俺は視線だけその高い声の持ち主に目を向けた。