あの日




俺だって、別に問題児になりたくてなったわけじゃない。



家では、ガキの頃から朝から晩まで両親は酒飲んでは喧嘩して、ろくに仕事もしてなかった。

ガシャンだのドダンッだの大きい物音に怯えて、俺はいつも耳を塞いで毛布に包まってた。

今はそんな光景みたっていつものことだからなんとも思わねぇが、ガキの頃はただただ怖くて、一度だけ泣いたことがあった。