『そんなことも出来ないのか!!』 『お前は出来そこないだ。なぜ努力しない』 頭に浮かんできた言葉。 そうだ。あいつを見返すんだ。 あいつなんかの世話になるくらいなら、死んでやる! あいつから逃げるためにここに来た。 そうだろ。 だったら、進めよ! 顔をあげて、階段を登っていく。 よもぎちゃんは少し目を丸くさせて、やがて軽い調子で階段を登っていく。 階段を登り切った少し先にあるドアの前で俺を待っていたよもぎちゃんは、俺が追いつくとドアをノックして返事が来る前にドアを開ける。