1人ぼっちと1匹オオカミ(番外)


 初めての寄り道は楽しくて、気づけばあっという間に暗くなっていて、家に帰る。

 その道中で、清牙に言われたことを思いだす。

 僕の幸せについて…。僕も、清牙と同じなのかもしれない。

 ただ勉強ばっかりしてるより、今日はずっと楽しかった。

 …もっとあの2人と話してみたいなんて思うのは、ただの迷惑だろうか。

 …いいや、きっと清牙なら喜んで受け入れてくれる。そんな気がする。

 月曜日、自分から声をかけてみよう。

 なんて思って、すっかり習慣づいていたはずの勉強をさぼった週末を過ごした。