それからも気づけば話していて、突っ込みを入れて、自然と清牙の隣を歩くことが多くなった。
そしていつの間にかクラスメイトの中で最も清牙と仲がいいのは俺という判断を下されるまでに仲良くなった。
桃や紅葉ともよく話すようになって、清牙の紹介でバイトも始めた。
家賃を払うほかに、バイクが欲しいという清牙にいつかツーリングをしようと約束し、いつしか未来のことまで見るようになった。
平和な日々が突然壊れたのは期末試験を1か月後に控えたある日、街を歩いているときだった。
「清牙、教習所どうすんだ?夏休み中に取るか?」
「は?俺もう持ってる」
「はぁ!?嘘だろいつの間に…」
「1発で受けてきた。先輩に乗せてもらったことあって、乗り方は知ってたしな」
「無免かよ…」
「いいや、私有地。先輩の家がバカみたいに広くてな」
そんなことを楽しそうに話す清牙の顔が急に色を失くす。
同時に気配を感じて振り向くと、何人も出てきた。清牙に背を合わせ、周囲を睨むと見覚えのある顔がある。
…こいつら学校の…。


