心配そうな音羽を他所に手を引いて3年生の教室へ向かう。



音羽情報だとHRが終わってすぐ女の子たちが来るらしいからその前に行かなきゃならない。



後ろにいる音羽はどこに行くのか分かったのか歩く足をどんどん遅くする。





「ふ…風…私行きたくない」


「大丈夫。大丈夫だから来て」





渋々ついてくる音羽。



教室のについた時ちょうどHR終了のチャイムが鳴った。



ドドドドド


そんな効果音が合うであろう男子の大群が1つの教室から出てきた。


女の子がくる前にその教室へ入る。





「音羽?」