「それでさー、ほんとにネコが好きなんだね、永瀬さん!」


そう言って、机の上のレポート用紙を指差した。


まだ、書き始めだからうまく書けていない。


「捨てネコ…?」


「そうだよ。今、ある男の子と飼っているんだけど、だんだんそれも難しくなると思うから」


話し終えて希美ちゃんの方を見ると、なぜか、口角をあげてニヤリと笑っている。


先ほどの大笑いのときとは違う、不気味な笑み。