猫柳の咲く季節に



お兄ちゃんが受験ということもあり、家族みんなで必死に応援している。


そこに、私の出番なんてない。


お兄ちゃんのような学力もないし、何か飛び抜けた才能だってない。


私には、なんにも期待していないんだ。


分かっていることなのに、それを受け入れることが出来ない。


学校にも、家にも、私の居場所がない。


新山さんも、こんな気持ちだったのだろうか。


少しだけ、新山さんの心が、分かった気がした。