時にはケダモノくんなのです







「でも萩野に彼氏いなくてよかったよ。


ほんとびっくりした」







五十鈴君も私が腰掛けるベンチの隣に座る。







まさか、私彼氏なんて出来たことないし…







「恥ずかしいことに彼氏はいたことないの」






高校2年生にもなればみんなが学校生活を楽しんで、彼女彼氏がいる人も多い。







そりゃあ私ももちろん憧れるけどそんなの程遠い夢のよう。







「今までもないの?」






五十鈴君の言葉に頷く。





五十鈴君は前にいたって言ってたっけ…








「へーそれはなんか意外。」







付き合ったことありそうに見えるってことかな?







好きな人が出来てもアピールはもちろん告白なんて自分から出来る勇気もないしただひっそりと見るとか想うことしか出来ないタイプですね…。






「………好きな人、は?」