五十鈴 奏。 あ…………奏君………。 いつかのサッカーボール美少年。 そう私は覚えてる。 なんだかんだあの後は優しくて… 私のこと…覚えてるかな………? あの日以来なんの関わりもなかったけど… 覚えてくれてたら友達になりたいな。 「少し不安なくなったかも…」 私は緩む口を隠して新しいクラスへと向かった。