結局あれから試みても好きな人がいるのか聞く事も出来ずにお店を出ることになった。
















「あ、あの…ごちそうさまです…。」








五十鈴君が支払いしてくれちゃったよ〜っ…









「おー!
全然気にしなくていいし、また一緒に来ようぜ〜」








ニッと笑う五十鈴君。








サラッとそんなこと言えちゃうのがすごい…。











「っ…はい!是非!」









嬉しい…すごく嬉しい…。






社交辞令かもしれない…










ただそれでもまたって言ってくれるだけで嬉しい。









楽しかったし…ドキドキして…








明日折原君に楽しかったって報告しないと!
















「あ。」









なんて考えていると五十鈴君が一言だけ声を出した。