「…い、五十鈴君は…」 好きな人いるの? そう聞きたいのに何故か言葉にできない。 「俺?」 自分の名前を呼ばれたらそりゃあ気にならないわけがない… 「すっ…好きな………食べ物って何なのかなあって思って…」 思いっきりはぐらかしたけど… 「ん〜オムライス結構好きかも」 五十鈴君が鈍感なおかげで何も突っ込まれずにすんだ。 「あ、オムライス美味しいもんね!」 私の意気地無し〜っ…!