時にはケダモノくんなのです








「え………?」







そう私が言った時…







「やべー!!
ちょーウケる!
奏くんじゃなくて奏ちゃんか!?」









ぎゃはははと笑う男子生徒の声。







奏………くん……?









「お前らうるせぇんだよ!」







もしかして…







この目の前にいる人……











男の子なんですか……………?










「俺、言っとくけど男だから」








目の前のその奏君という方は不機嫌そうに私に言った。