「キモい、何やってんの」
その声にバッと振り向く。
「っ…ー!!
な、なんで勝手に入ってくるの!?
」
私の部屋のドアを開けたのは1つ下の弟、遼。
私とは違ってスラッと背が高くて。
顔も整ってるからきっと女の子にモテると思う。
「はー?
勝手に入るなって遼佳だって俺の部屋よく入るだろ」
そう言って遼は私のベッドにドサッと座る。
遼は私の方がお姉ちゃんなのに呼び捨てだ。
「で、さっきからなにしてんの?
てかいつまで制服着てんの?」
ギク…
「っー…色々あるんだもん!!」
五十鈴君に言われて変えましたなんて遼に言いたくない…!