時にはケダモノくんなのです







変な沈黙が続く。





おにぎりを黙々と食べる五十鈴君と、お母さんが作ってくれたお弁当を食べる私。






チラッと五十鈴君を見てみれば…






モグモグと口を動かしていて、五十鈴君には言えないけどとてもとても可愛く見える。







…やっぱり五十鈴君は美少年だ……。







横顔を見ながら、こんな私でいいのかと少し不安になる。





綺麗な二重だし…




肌はすごく綺麗だし…






顔、全てのパーツが恐ろしい程に整いすぎてる。








「………萩野…食べづらい…。」





あまりにもジッと見すぎていたのかそれに気づいた五十鈴君と目が合った。







「あっ…ごめんね…!



つい…見惚れちゃって……」






って何言ってるの私……!!







「いや…そうじゃなくて……!」







あぁ……すごく恥ずかしい………。