時にはケダモノくんなのです









「……俺も萩野のことが好き」




















確かに五十鈴君の声が耳元で聞こえた。










私達、両思いってこと………?











「も…もう1回ハッキリ言って」







ちゃんともう一度聞きたくてそんなわがままを私は言ってしまった。








「っ…1回しか言わないって言っただろ…」








五十鈴君はそう言って私の肩を両手で押さえる。










至近距離で混じり合う視線が少し照れくさい。







五十鈴君も五十鈴君で私と似たような反応だ。









「…お願い」







私がそう言えば…







照れくさそうに…







「………萩野が好きだよ」










ちゃんと言ってくれた。










言ってくれたあとにみるみるうちに顔が真っ赤になる五十鈴君。








そんな表情を見てフフッと笑ってしまった。










「わ…笑ってんなよ…!」