時にはケダモノくんなのです








ドンッ…








「っ…すいません…」








トイレへと続く道の曲がり角で反対から来た人にぶつかってしまった。











「あ……いえっ…こちらこそすいません…!」







慌てたように謝る女の人。







結構勢いよくぶつかったのは俺なんだけど…







今俺の視線に映るのは細くて白い足。







太ももから足首までが大胆に目に見える。







めっちゃ足出すじゃん…







こんなの間近で見たら目のやり場に困る。










そう思ってパッと顔を上げた時…








俺は固まってしまった。









「な………んで…」








先に口を開いたのは俺じゃない。








声を出そうとしても出ない俺は驚いた顔でその声の持ち主を見ることしかできない。










「………五十鈴君……。」








あぁ…







健人の見間違いじゃなかったんだな……。







それに…







服装だって気合い入ってるようにしか見えない。






肩は出てるし、足なんてほとんど見えてるし…











なんだ…








最初から俺が邪魔してただけかよ……。