キョロキョロと周りを見ていると…
「あ、あれ………?」
とても見慣れた人が二人いる。
咄嗟に私は顔を背ける。
ど…どうして五十鈴君と折原君がここに…!?
そ、そりゃあ…地元の映画館だから来ないなんてないと思うけど…
よりによって今日なんて…っ…
とにかくバレないようにしないと…っ!
まだ二人は私には気づいていないから大丈夫だよね…?
二人がいる方向に背を向ける。
制服じゃないし、絶対バレない…と思う…。
「遼佳先輩っ!
はいリンゴジュースどうぞ」
ひーーー!!!
植上君声が少し大きいです…!
「あ…ありがとう…!」

