時にはケダモノくんなのです








「そ…それは…」







確かに五十鈴君のことは気にかけてる。








もしかして私ってわかりやすい…!?






五十鈴君にはバレてないよね…?








「だから俺も遼佳先輩と距離縮めたいんです!」







植上君は私の手を取ってギュッと握る。







「ね?だから今日一緒に帰りましょう?」









上目遣いで私を見てくる植上君はまるで天使。







そんな目に釣られて、うんと言おうとした時…








グイッ







誰かが後から私の手を引っ張った。









「あんまりからかわないでくれる?」







聞き覚えのある声。








「げー…またですか…。





五十鈴先輩」







明らかに嫌そうな顔をする植上君と笑顔が引きつってる五十鈴君。







二人の間には何かバチバチと光るようなものが見える気がした。