私はノートに昨日五十鈴君に言われたこと、自分の気持ちに気づいたことをノートに書き始める。
五十鈴君には好きな子がいること…
可愛くて優しいと言っていて、それを聞いてみてショックを受けたこと…
私が五十鈴君を好きになってしまったこと。
それを見た折原君は…
俺が言えることは奏に対して避けたりはしないで欲しいかな。
なんでって聞かれたらそれは答えられないんだけど…
でも萩野さんが奏のことを好きになってくれて俺は嬉しいよ。
きっと萩野さんが笑顔で喜べる日が来るはずだから。
そう書かれたノート、折原君の方を見ればニコッと微笑んだ。
折原君は人を励ますのが上手だと思う。