「俺HR始まる前にトイレ行ってくる」
席を立ち上がると五十鈴君は小走りでトイレへと向かった。
私をジッと見る折原君。
あまりの視線に顔が引きつる。
「………?」
折原君は小さな声で私に耳打ちをする。
「なんかあった?」
その言葉にギクッした。
折原君は本当に優しい。
優しいけど、五十鈴君の1番の友達なわけであって…
昨日あった事とか気づいたこととか言っていいのかが分からない。
いや…でも信用してないとかそういう訳じゃなくて…
…言わないなら信用してないってことになるのかな………
「奏絡み?」
無意識に折原君の言葉に私はコクッと頷いてしまった。

