時にはケダモノくんなのです








席に座った瞬間に五十鈴君が私の顔を覗き込む。







「あれ…?」





ジッ私の目を見つめる五十鈴君。







単純な私はそんな五十鈴君の行動に戸惑ってしまう。






「なんか今日目が……」







そ…そんなすぐにバレるなんて…






そう思った時…






「もしかして萩野さん昨日感動系の映画でも見た〜?」







折原君が五十鈴君の言葉を遮ってそう言った。





「いつもより目が腫れてるね」






優しいトーンの折原君は何となく何かを察してくれたんだなというのが分かった。







「そ、そうなの…


昨日徹夜で映画見ちゃって…」







こんなので普通信じる人なんて中々いないと思うけど…






「あ〜どうりで目がいつもと違うわけだ」








こういうのを普通に信じてしまうのが五十鈴君だったりするんだよね。






折原君はなんだかんだいつも助けてくれる。







チラッと折原君を見ればニコッと柔らかく微笑んでくれた。