時にはケダモノくんなのです






私の手は何故か顔の横にある。









「萩野は無防備過ぎるんだよ!」






五十鈴君が少し眉間にシワを寄せながらそう言う。







五十鈴君の怒ってる理由はわからない。







「可愛いなんて男は誰にでも言うし…



言われたくらいで顔赤くするとか…」







その言葉に恥ずかしくなる。






顔赤くするのはダメなことなの…?







今までにそんなこと言われ慣れてないから耐性がついていないのに…








「っ……い…言われ慣れてないから…」






照れちゃうんだよと言おうとした時五十鈴君は私の言葉を遮る。








「それに一緒に帰ってこんな状況になっても萩野はなんの危機感も持たないだろ!?」








今日1番の大きい声をだす五十鈴君はものすごく怒ってる。








な…んでこんなに怒るの……?









「…っ…そんなに怒らないでよ…」








意味も分からず私もついつい反抗的な態度を取ってしまう。








「……っお前がわかんねぇから言ってんだよ!!」