時にはケダモノくんなのです






ついつい声を荒らげて、口調も敬語になってしまった。








でもさっきの五十鈴君の言葉は聞き捨てならない。








私は男好きじゃない……







それに…









「…わ、私が誰とどんな風に行動したって五十鈴君には関係ない……」








普段なら五十鈴君にこんなこと言ったりしないのに…









いまは私達2人ともなんかおかしい…。









私の言葉に全く反応を見せない五十鈴君は少し俯いていて…









や、やっぱりまずいこと言っちゃったかな…










そう思った時教室で掴まれた時よりも勢いよく腕を掴まれて引っ張られる。







私が小走りになるくらいの早足でどんどん五十鈴君は道を進んでいく。









「ま…って五十鈴君…!




どこに行くの…っ…」










五十鈴君が私の言葉に返事をくれることはなかった。