時にはケダモノくんなのです










今なんて……











「俺ら初対面なはずだけど…」







五十鈴君は考えるような顔で…









これって私のこと…








覚えてない………?









「あ………ほ、ほら…五十鈴君って有名だし………」









つい私はあの日のことを言えずにそんな事を言ってしまう。








当然。







五十鈴君の顔はムスッとした顔に変わって…










「へー」








そんな冷たい声が帰ってきた。