時にはケダモノくんなのです








ゆっくりとイスに腰掛ける五十鈴君の表情はムスッとしてる。








さっきは遼のこと見てニコニコしてたのに…







急にどうしたんだろう…。






折原君を見ればずっとニヤニヤしている。








「う…植上君…指…」






私がそう言うと植上君は指を離す。







「遼佳先輩純粋そうで遼とは大違い」







可愛らしい笑みを浮かべながらそんなことを言う植上君は不思議でしょうがない。







「り…遼とは仲良いの…?」








この空気を変えたくて私は話を逸らす。






「ん〜一応中学から一緒ですね」








高校で知り合ったわけじゃなかったんだ。







それは全然知らなかった。






「そ、そっかあ…」







いや…これ全く話が続かないんですが……








遼は本当に何しに来たの…






何も喋らないし…!







折原君は変に口元緩んでるし…


五十鈴君は不機嫌だし…………






一体どういう状況なのかな…。