「エドワードと一緒に庭を散策してはどうだね」


食事が終わるとおじい様はナプキンで口元を拭いながら私に勧める。


「ごめんなさい。おじい様。今は、少し気分が優れなくて……」

「夜更かしでもされましたか?いけませんね」


笑いながら言うエドワード・マッカーシーの言葉に、体がわなわなと震える。

この人は一体、何が言いたいの……?

やっぱり、昨日の夜は私とジョージのことを見ていたの?


「失礼します!」


私は急いで席を立つと飛ぶように部屋へ戻り、途端にストンと力が抜けてベッドに倒れこんでしまっていた。