【完】俺に惚れとけよ。




しばらくして私と星夜くんは水族館をあとにした。



「うぅぅ.....寒いね。」



外にでると厳しい寒さが私を突き刺す。


首をすくめて、手を袖の中にしまう。



早く暖かくならないかな.....


これからもっと寒さは厳しくなっていくんだけど。



私は冬より夏の方が好き。


夏は裸になっても暑いから、なんて夏を嫌う人も多いけど、やっぱり寒いよりは暑い方がいい。



「優樹菜ちゃん。」


「?」


「.....はい、これで寒くない?」



と、私の手を握ってきた星夜くん。


一瞬にしてドキドキと高鳴る胸。



「あ、温かい.....」


繋がれた手だけじゃない。


心までポカポカとしてくる。