そう思っているときに限って、時間というのはあっという間にすぎる。
気がつけば自分の家が見えてきた。
「あ、あそこ。」
自分の家を指さして星夜くんに教える。
結局自分の家の目の前まで送ってきてもらっちゃったな.....
家までの時間、星夜くんはいろんな話をしてくれた。
バスケの話とか、友達のおもしろい話とか。
私は終始笑顔だった。
そんなところも星夜くんの優しさなんだな、って思う。
きっと私が落ち込んでいたから、明るい話題を、出してくれたんだ。
「明日、8時くらいにあそこの公園でも大丈夫?」
「う、うん、全然。星夜くんは?おうちとか.....平気?」
「俺のことは気にしないで?」
「で、でも.....」
「ね?」

