【完】俺に惚れとけよ。




そんな言葉に甘え、私と星夜くんは近くの公園にやってきた。



「これ、寒いでしょう。」


と、温かいココアを自動販売機で買ってくれた星夜くん。



「え、あ、お金.....」


「いいの。元気ないんでしょ?どうしたの。」


と、言われ結果的にココアをおごってもらってしまった。


あぁ、王子様になんてこと.....



「んー、最近何かと関わってくる男の人がいたの。」



あえて、道端の名前は出さなかった。


「その人に、いろんなこと言われて.....」


「いろんなこと?」


「うん.....俺にしとけ、とか。」


「そうなんだ.....それで?」



なんか、話してるだけでとても悔しくなってきた。


何で私、あんなやつに騙されてたんだろうって。



もっと早く、裏切られてるんだと気づければよかった。



「けどそれは、本当の気持ちじゃなくて、ただの遊びだったの。」



私は、アイツに遊ばれていただけ。


アイツの手の上で転がされていただけ。