文化祭が終わり、期末テストが行われた。
12月13日。
期末テスト最終日。
最後の教科が終わり、あと一週間で冬休みが始まる。
今日は、桃乃と一緒に“期末テストお疲れさま会”と称していつものカフェにやってきていた。
外はもう冬。
マフラーやコートが必需品だ。
息を吐くと、白くなる。
「「あったか~。」」
だから余計ここのカフェで飲む温かい飲み物が体にしみる。
「冬はこれに限るよね~。」
「確かに~。」
今日は2人してホットティーのストレートを飲んでいる。
「ねぇ、衝撃発言してもいい?」
そんな桃乃の言葉。
いきなりすぎてよくわからないけど、とりあえずうなずく。
どんな衝撃は告げんだろう、と思っていると、
「好きな人ができた。」
「ゴフッ.....ケホッ.....エホッ.....え!?」