【完】俺に惚れとけよ。




桃乃とわかれたあと、道端ともわかれ、そこで星夜くんに会ったと。


それから一緒に星夜くんのクラスに行ってハヤシオムライスを食べたと。



道端とのことには極力ふれないようにした。


「なるほどね。そういうことね。」



桃乃は納得いったように言った。


桃乃が道端のことについて深くつっこんでくれなくて良かった。



「優樹菜、最近爽やか王子との接点多いよね。」



それ、私もとても思ってる。


入学して半年以上何もなかったのに、ただあの日、目があっただけで、ここまで仲良くなるなんて。


でも実際、それが嬉しくて仕方ないのが本音。




半年も何もできずに見てるだけだった王子と、こんなに仲良くなれたんだもん。


嬉しい以外思いつかない。



「幸せでいいわね。」


呆れたように桃乃に言われた。


桃乃だって、本気で恋しようとすればモテるのに。