道端の顔を見てから星夜くんの顔を見ると、なんとも癒される......
甘いマスクに優しい声。
アイツとは正反対だ。
「ひとり?」
「え、あ、そうなの.....」
そう言えば、桃乃と道端の友達はどこに行ったんだろう?
私と道端をおいて2人でどこかに行ってしまったんだ。
「あ!俺のクラスにおいでよ!」
「え?」
「売り上げに貢献して!」
「行こう?」と、歩き出す星夜くん。
「え、あ......」
「あ!ごめん、嫌だった.....かな?」
「え、い、ぃや.....」
歩き出したと同時に握られた手。
驚きのあまり声が出てしまった。
そんな私に申し訳なさそうな顔をした星夜くん。