てことは、自分がもしバカップルの立場だったとしたら、他の人から見たら微笑ましく思われるのかな、って。
だったら、優樹菜たちが羨ましい。
「じゃあ、バカップルになってみる?」
と、顔をグッと近づけ私に言う斗真。
「え、冗談だよ!」
冗談ではないけど!
「じゃあ、明日なー!」
と、家に送ってくれた斗真は、なにやら悪いことを企んでいるだろう顔をしながら家に帰っていった。
明日......
なんか、怖くなってきた。
そして次の日。
教室で優樹菜と雑談していると、
「桃乃!おはよ!」
「ひやぁっ!と、斗真!?」
斗真の声が後ろから聞こえてくる。
そして、ものすごい近くで。
後ろから首にまわされた腕。
私は後ろから斗真に抱きつかれている。
「おはよ、桃乃。」
こ、こここ、ここ、教室!

