「優樹菜ちゃんのためだからね!」
きっと、だから、星夜くんは学園1の王子様っていう存在になれたんだ。
人のことをちゃんと考えられて。
とても優しい人だから。
きっと星夜くんじゃなければ学園1の王子様なんて、誰にもなれない。
そう思った。
「今度こそ、幸せになってね、優樹菜ちゃん。」
「うん、ありがとう。」
───パチパチ......
周りから、そんな拍手の音。
周りで、いろんな生徒が私たちに拍手をくれた。
「お似合いー!」
「幸せになってね!」
「おめでとーう!」
そんな声も聞こえて、なんとなく恥ずかしくなった......
恥ずかしくて、顔を下げる。
こ、校門の目の前でこんなことしなければよかった。

