【完】俺に惚れとけよ。




「お前、優樹菜にいろいろ言ったらしいな。」


「な、何それ。」


夏樹の低い声。


真里ちゃんの戸惑った表情。


「とぼける気かよ。都合いいな。」


「意味分からないんだけど!」


「全部知ってんだよ。」


真里ちゃんに何も言わせないように、夏樹は言った。


そんな夏樹の言葉に観念したのか、真里ちゃんは開き直り始めた。



「私は事実を言っただけだよ?夏樹にはこんな子、似合わないもん!

だから、アンタなんか夏樹に遊ばれてるどけなんだから、別れなさいって。


アンタなんかが夏樹の隣にいたら、夏樹がかわいそうだってね!」


未だ、勝ち誇ったような真里ちゃん。


「お前さ、俺がいつ優樹菜を遊びだって言ったんだよ。」


「そ、れは.....」


「俺がかわいそう?俺がいつ、優樹菜といることが嫌だって言ったんだよ。」



夏樹の言葉に真里ちゃんは口を閉じてしまった。