【完】俺に惚れとけよ。




私が言った言葉を聞くと、夏樹はそのまま正面から抱きしめた。


「本当にごめんな!」


ギューッと強く私を抱きしめる。


苦しいくらいに。


でもそれが、とても嬉しかった。



「俺、真里の話し聞いて勝手に優樹菜のこと誤解して.....俺が優樹菜を信じてやらなくちゃいけなかったのに。」


「夏樹.....」


「本当にごめんな.....」


「私もごめんなさい......」


真里ちゃんの言葉真に受けて。


真実を知らないのに、浮気だって決めつけて。


私から夏樹から離れていったって言ってもおかしくない。


夏樹は私を抱きしめながら、何度も何度も謝っていた。



「もう、謝らないで?平気......私こそ、ごめんね.....」


「だったら優樹菜ももう謝るな。優樹菜は悪くない。」


「なっ......つき.....」


「今度泣くときは、俺の前で泣け。

俺の胸で泣け。いつでも貸してやるから。」