「え、じゃあ......連絡もなしに、真里ちゃんと帰ったときは.....」
教室で夏樹を待ってたとき。
何の連絡もなくて、全然教室に現れなかった夏樹。
教室から外を見たら、夏樹と真里ちゃんが2人で帰ってた。
「そん時は、真里から、優樹菜は用事があって先に帰ったから、て言われて.....」
な、にそれ.....
てことは、私は真里ちゃんの手のひらで言いように転がされていたの?
私たちは、ここまで真里ちゃんにハメられていたの......?
夏樹は、何か気がついたような顔をした。
「優樹菜が、真里と2人で話してたとき。本当は何の話してたんだ?」
「あれは.......夏樹は遊びだから、私は捨てられる運命で......夏樹に相手にされないからって星夜くんのところに行くなんて、軽い女だって.....」
いろんなことを真里ちゃんに言われた。
私と夏樹は似合わない、とか。
夏樹がかわいそうだ、とか。

