【完】俺に惚れとけよ。




「教室、帰れそう?」


「うん。星夜くんのおかげで。」


「ははっ、それはいいすぎ!じゃ、帰ろうか。」


私と星夜くんは、教室に戻った。



そのあと、私は何とか授業を受けた。


授業中、ボーッとして上の空だったけど。


お昼休みは桃乃と斗真くんと食べた。


夏樹は教室には来なかった。



当たり前だ。


昨日、あんなことがあったんだから。


桃乃や斗真くんにどうしたのか聞かれたが、何も言えなかった。



そして放課後。


「優樹菜ちゃん!ごめん!今日用事があるから、1人で帰れる?」


ホームルームが終わったあと、星夜くんにそういわれ、私は頷いた。


1人で下駄箱に向かっていると、


「あれ?星夜くん......と、夏樹?」


星夜くんの後ろを夏樹がついて行くように歩いていく姿を見る。


少し気になった私は、ばれないように2人の後を追った。