【完】俺に惚れとけよ。




真里ちゃんは一瞬、焦りの表情を浮かべた。


しかし、そんな真里ちゃんに目もくれず夏樹は私をまっすぐ見つめている。



「こんなところで何してんの。」


そんな夏樹はとても不機嫌そう。


そりゃそうだろう。


3日間も避け続けていたんだから。


夏樹にばれないように、星夜くんと速めに学校を出たのに、真里ちゃんと話していたから意味がなくなってしまった。



「ごめんなさい.....」


謝ることしかできなかった。


いざ、夏樹を前にしたら、浮気のこととか話せるわけがない。


真里ちゃんもいるんだもん。



「夏樹、ごめんね!私が悪いの。」

と、真里ちゃんが話に割り込んできた。



「最近ね、優樹菜ちゃん星夜くんとお昼とか帰りとか一緒にいて、夏樹がいるだから、って私が話してたんだ。」


「え......」


夏樹の前で、いきなりいい顔をし始めた真里ちゃん。


な、何いってるの......


「お前.....ここ最近一緒にいられないと思ったら、あいつといたのか?」


夏樹は眉間にしわを寄せた。


「そ......れは.....」


「私が何とか説得しようと思ったんだけど、全然聞いてくれなくて.....」


しょぼんと肩をしぼめる真里ちゃん。