【完】俺に惚れとけよ。




「俺はこのまま部活に戻るから。優樹菜ちゃん、1人で平気?」


「うん、ありがとう。」


「あ、紙とペン、持ってる?」


星夜くんの言葉に、私は鞄からペンとメモ帳を出した。


そこになにやら書き込んでいる星夜くん。


「これ、俺の電話番号。登録して?何かあったら、連絡してね?」


「ありがとう。」


「じゃあ、気をつけて帰ってね!また明日。」


「うん、またね。」


私は星夜くんに手を振って学校を出た。


星夜くんに渡されたメモ帳。


きれいな字で電話番号が書いてある。



帰りながら、ケータイに星夜くんの電話番号を登録した。



明日から、私は星夜くんと浮気するんだ.....


そう思ったら、夏樹への罪悪感。


だけど、もう後戻りできない。



夏樹だって、真里ちゃんと浮気したんだ。


私だって......私だって......


私は、溢れそうな涙を何とか止めながら歩いた。