【完】俺に惚れとけよ。




きっと星夜くんは、そんな言葉、望んでいない。


「お昼休み、体育館においで?一緒にお昼食べよう。」


「え?」


「帰り、部活あるから一緒に帰れないけど、校門まで送るから。」


「せ、星夜くん....」


「ね?優樹菜ちゃん。」


星夜くんは私の頭をなでた。


本当は、首を横に振らなきゃいけないのに。


そんなのダメだ、って。


星夜くんと浮気はできない、って。



でも.....


今回は.......


「うん......」


星夜くんの優しさに、甘えてもいいですか......?


私が頷くと、星夜くんは輝かしい笑顔を見せた。


「よし。じゃあ、夏樹が戻ってくる前に帰ろ!」


星夜くんは、私の鞄を私に持たせると私の手を引いて歩きだした。


手を繋いで下駄箱までやってきた。