ピリピリした雰囲気のまま、4人は解散となった。
去り際、夏樹は私の頭に手を置き優しくなでて帰って行った。
そんな些細なことで、気ぶんが上がった私は単純な女かな?
「桃乃、ありがとう。」
「いいの!いいの!気にしなーいの!」
桃乃は笑った。
その笑顔に、私も笑みをこぼした。
5、6時間の授業を終え、ホームルームも終わった。
「いい?なんかあったら言うのよ?」
「はーい!」
帰り、桃乃はそう私に言って教室を出ていった。
きっと......今日は平気。
お昼休み、普通だったんだもん。
いつも通り教室に来てくれて、一緒に帰れるよね。
そう、自分に言い聞かせて夏樹を待つ。
───~~~♪
突然なったケータイ。