【完】俺に惚れとけよ。




「ちょ!痛いよ!」


「うるせーな、黙れないのかよ。」


乱暴な言葉遣い。


どうすることもできず、私は空き教室へとつれてこられた。



「おとなしくついてくればよかったんだよ。」


扉を閉め、女子生徒は言った。


「で、何の用事?」


私も負けじと話しかける。


そんな私の態度が気に入らない様子。



「私、真里(まり)て言うのね。あなたは、安堂優樹菜、よね。」


「そうだけど。」


「まぁ、単刀直入に言うわ。夏樹と別れなさい。」


「.......は?」


いきなり何を言い出すかと思えば。


夏樹と別れろ?



「あんたは夏樹とは釣り合わないのよ。」


何でそんなこと.......言われなくちゃいけないの?


「夏樹が、あんたみたいな人と付き合ってるなんて、夏樹がかわいそうよ。」


「なんで、あなたがそんなこと言うんですか?」