【完】俺に惚れとけよ。



そしてそれから数日。


夏樹の隣に、例の女子生徒がいるところをよく見かけるようになった。


そのたびに、私の心は傷がついていっているような気がした。



夏樹は、ちゃんと私との時間をとってくれる。


お昼は私と桃乃、夏樹、斗真くんの4人で食べている。


帰りも毎日迎えに来てくれる。


だけど、移動教室や休み時間。


よく、2人でいるところを見かける。



夏樹のことだし、夏樹のことは信じてる。


でも、これからどうなるのか、私は不安で仕方がなかった。



3年生にあがって一週間が経ったある日のお昼休み。


いつも通り、4人でご飯を食べようとすると、


「優樹菜ちゃん!廊下にお客さん!」


と、クラスの女の子に呼ばれた。