【完】俺に惚れとけよ。




「わりい。」


夏樹が謝る。


私は首を横に振った。



「あいつのことは、気にしないで。」


「うん。」


私と夏樹は一緒に帰った。


家について部屋に向かう。


「はぁ.....」


私の頭の中は、さっきのことでいっぱいだった。


夏樹は気にするなっていったけど、そんなこと無理で。



あの目、言葉、声。


頭から消えなかった。



次の日。


学校までの道のりを歩く。


学校に着き、下駄箱で靴をはきかえる。



廊下を歩いていると、前に見覚えのあるシルエット。


......夏樹だ。


話しかけようと、足を速めたときだった。


隣にやってきた1人の女子生徒。