【完】俺に惚れとけよ。



呼ばれた名前と、男の人の声。


夏樹だ。


誰と言い合いしてるんだろう。


きっと、私のクラスに来る。



なんか......ドキドキしてきた。


そしてやってきた、夏樹と1人の女子生徒。


「わり、待ったか?」


と、申し訳なさそうに夏樹は謝る。


「ううん、平気だよ!」


そう笑いかけると、安心したような顔になる夏樹。


しかし、その後ろにいる女子生徒はとても不機嫌そう。



「本当に付き合ってたんだ。」


私を怪訝そうに見ながら、その女子生徒は言った。


身長が高くて、細くて、キリッと細い目。


「だから言ってんだろ。」


その女の人に夏樹は呆れたように言う。